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Encapsulated Detectors

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ガンマ線測定用カプセル型ゲルマニウム検出器

Encapsulated detectors 003

ゲルマニウム検出器のカプセル化は、信頼性の大幅な向上につながります。この技術は、多くのアプリケーション、特に宇宙空間や超高真空下の用途においてより重要な役割を果たします。カプセル型ゲルマニウム検出器の使い方は簡単です。

Tag 特長

  • ガンマ線用多素子検出器のための構造の小型化
  • ガンマ線スペクトロスコピーにおいて、類のない高い効率性と全角度カバレッジ
  • 原子力物理学実験において放射線損傷(中性子/陽子)の容易なアニーリング
  • 宇宙用途におけるその場でのアニーリング
  • 小型マトリックス装置のための豊富な形状選択肢(五角形や六角形)
  • 複雑なクライオスタット開発、特にセグメント検出器の開発において不可欠
  • 超高真空技術による総合的な信頼性
  • 検出器の操作性と交換作業の簡略化
  • HPGe検出器に危険を及ぼすことなく、コールドフロントエンドエレクトロニクスへのアクセスを容易にする

Description

同一真空環境内で連続する素子間の間隔が最小となるように複数のHPGe検出器をマウント、動作させることは困難です。検出器のカプセル化技術は、この問題の影響を最小化するために開発されました。カプル化された各検出器を各アルミニウムキャスター内の真空環境に設置することで、共有する極低温真空から各検出器の真空環境を分離させることが可能になります。ゲルマニウム検出器のカプセル化は、信頼性の大幅な向上につながります。この技術は、多くのアプリケーション、特に宇宙空間や超高真空下の用途においてより重要な役割を果たします。カプセル化によって、検出器が宇宙探査のような過酷な用途にも対応できることが実証されました。

原子力物理学の実験では、カプセル型ゲルマニウム検出器をユーザーが簡単に扱えるようになりました。これらの検出器は保管、交換、再設置が可能で、異なる種類のクライオスタットに対応し、さまざまな用途に使用できます。マルチ検出器アレイシステムでは、放射線損傷の影響を受けた検出器だけにアニール処理を行うことができます。

このカプセル化技術により、フロントエンドエレクトロニクス(FET)へのアクセスが容易になりました。真空密閉されたキャニスターで保護されているHPGe結晶を危険にさらすことなく、FETの交換、特定のプリアンプの感度調整、高計数率を得るための微調整が行えるようになりました。

ミリオンは、ご要望に応じて、これらのカプセル型検出器を安全に扱うために必要なトレーニングをユーザーに提供できます。

アプリケーション

カプセル型検出器は操作性、信頼性、堅牢性に優れています。そのため、以下に示すような科学および産業分野を含めた幅広い用途に使用することができます。

  • ガンマスペクトロスコピー用検出器アレイ(例:MINIBALL、AGATA、GRETAなどの原子物理学の実験用検出器)
  • 研究室 – 核医学
  • 環境測定
  • 産業品質コントロール
  • 国土安全保障
  • 放射線損傷後のその場での再生能力を利用した宇宙実験(例:INTEGRAL、MARS ODYSSEY、SELENEなど)
  • 技術者の業務の手助け(例:複雑なクライオスタットや多素子検出器電子関連の設計など)

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