Description
セグメント化したSi(Li)検出器(ESLX-SとLTS)は、独自の技術を用いて製造されており、世界で唯一のセグメント化シリコン検出器を設計することができます。
ミリオンは、通常マイクロエレクトロニクスで採用されている、実証済みのフォトリソグラフィー技術をSi(Li)ダイオードに適用しています。 そのため、あらゆる種類のセグメンテーションパターン(直線または曲線のストリップ、ピクセルなど)が可能です。
ミリオンは独自の両面薄窓セグメンテーションも提供しています。 これにより、数層のSi(Li)検出器からなる望遠鏡システムを構築することができます。
セグメンテーションには、多くの利点があります。
- 最適な対象範囲にわたって高効率:連続するストリップ間のデッド層の抑制
- 最高の粒度:2mmまでの小ピッチ。
- 最速の応答:高速プリアンプにより、S/N比を損なうことなく、高計数率(最大100万パルス/秒)でも良好な動作。
- 2mmピッチまでの両面フォトリソグラフィーが可能。
- 優れたFWHM分解能:通常5.9keVで150eV(X線測定用冷却ESLX-Sデバイスで)。
- 測定可能なクロストークなし。
セグメンテーション技術は、円形、長方形など、あらゆる結晶設計に適合。
いくつかのSi(Li)検出器をアレイ状に結合して角度カバレッジを高めることも、積み重ねることも可能です。
ESLX-S検出器は独自のクライオスタットを搭載し、高エネルギーX線吸収またはイメージング機能(ガンマカメラ)を提供します。
ESLX-S検出器は液体窒素温度で冷却され、多くの熱サイクルの条件に耐えことができます。
このような特性を持つESLX-Sシリーズは、物理学の実験や非侵襲的な検出など、さまざまなアプリケーションのX線測定に最適です。
LTS検出器は室温で動作するか、ペルチェ冷却して室温の場合と比べて性能を向上させて使用することができます。
アプリケーション
- PIXE(マイクロプローブ)
- シンクロトロン(EXAFS、医療ビームライン)
- 核物理学
- 非破壊コントロール
- レントゲン撮影
- イメージング(ガンマカメラ)
- LTS用(通常):ベータ粒子のCAM(連続空気モニタリング)